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Kenpoku Films けんぽくフィルム

KENPOKU FILMSとは

茨城県で地域住民が “映画作り” を自ら行うという企画「映画作りワークショップ」がスタート。

世界各国の魅力あふれる作品を観るだけではもったいない!自分たちも映画を作って大画面で上映しよう!という遊び心と冒険心から生まれた企画です。毎年、映画作りワークショップを1ヶ月間毎週末、計4回実施しています。

映画制作のサークル「Kenpoku Films」として活動を続けています。
 

活動の意義

地域の声・自分の物語を世界へ届ける!

市民、地域住民のリアルな声。それは物語です。その物語はありふれた日常の中にある小さなものに感じていませんか?実はその声、一つ一つにはとても大切なメッセージが隠されています。
その市民の声を映画のシナリオに練り上げていきます。シナリオを書くプロセスで、ワークショップの参加者たちは自分自身の人生を見つめ直したり、振り返ったりしながら、あらゆる視点で自分自身を考察します。その中で新しい気づきや発見があります。
さらにその物語を映画化し、ジャパンワールド映画祭で上映します。自分以外の他者(観客)が自分の物語にふれ共鳴する。小さな声は実は自分だけのものではなく多くの人の心の声であることに気が付きます。Kenpoku FIlmsの過去の作品はアカデミー賞公認の大型の海外の映画祭に選ばれるなど、実は皆さんが思っている以上に皆さんの何気ない日常の声は世界に共鳴するすごいパワーを持っています。そしてそれは多くの人を感動させるだけでなく勇気づけることになります。

映画作りサークルといっても参加者は9割が素人。がっつり参加する人もいれば、不定期で顔を覗かせる人もいます。そんなゆるいサークルですが、映画作りを通じて横のつながり、絆が深まり地域が元気になっていると実感しています。

一般市民とプロで作る映画!物語は始まった!

2019年よりスタートしたジャパンワールド映画祭・芸術祭は、世界の多様性を映画を通じて愛でるフェスティバルとしてスタート。現在は東京、茨城、2都県で開催し都市と地方をつなげるフェスティバルとして開催されています。
 

旅する映画祭・芸術祭

日本各地には様々な伝統や文化、生活様式があります。それこそが日本を支えてきた多様な価値観や感性を大切にする柔軟な精神ですジャパンワールド映画祭・芸術祭は、日本各地の地域の魅力を発見、または再発見する場としてご来場者さまに楽しんでいただいています。日本には少子高齢化、人口減少、地方の農村や里山の衰退、食料や農業の問題が急速に進んでいます。そんな時代だからこそアートを通じて各地域の魅力を再発見・再構築しようというメッセージがあります。

特に茨城の映画祭の会場に地元の魅力を紹介する飲食や雑貨や体験のブースを出店しています。映画上映の合間には芸術プログラムがあり、地域のお囃子、花生けなどの出し物があります。地域に住む皆様がまずは参加型になって、主体的に楽しめることがジャパンワールド映画祭・芸術祭のコンセプトです。地域の方が楽しめなければ、外から人を呼び込むことは困難だからです。東京での開催では都市と地方を結ぶ試みやトークショーなども実施し
  

 

これまでの市民映画

 


Kenpoku Filmsの活動日誌はこちら
 

ワークショップの中では簡単な脚本・シナリオ構成の基礎を講師が教えます。シナリオ構成や脚本の書き方を学ぶということは、自分を見つめる作業と同じことです。それもまた映画祭のテーマにある多様性を発見、再発見することに似ています。自分の内面を掘り下げることで新たな発見や気づきがあるからです。ワークショップの参加者は定員が15名。15作品が生まれます。その作品たちの中から映画化する作品を1本講師が選定します。その選ばれた作品を参加者全員でブラシュアップして1つの完成されたストーリーへと仕上げます。

ワークショップの後には、キャスティングをし、配役をプロの俳優に依頼します。そして撮影場所となるロケ地を参加者の協力のもとロケハンとロケ選定へと進みます。


必要な小物や衣装はどうするか?ありものを活かせるか?映画作りは必ずしもお金をかけずとも実際に地元にある資材や人脈で揃えられるものが数多くあります。撮影現場ではカメラの構図や照明や録音などを参加者たちと講師が共有し、チーム一丸となって行います。約2~3日の撮影を終えてプログラムは終了です。
  

後は講師が映画の編集から映画ポスターのデザインまで仕上げていきます。そして完成した映画はジャパンワールド映画祭・芸術祭の会場のビッグスクリーンで特別上映されます。
映画作りの魅力を体験できるだけでなく、参加する地域住民の絆づくり、コミュニティ作りに繋がり、作品を通じて、シナリオ執筆を通じて自分たちの内面を深掘りし、それを通じて観客と繋がる。映画は世界各国の映画祭にも出品され、その体験から、一般の参加者一人一人の人生経験や体験、想いが実は世界共有であり、社会であり、みんなが本当はツナがているのだ、自分は世界の一員なのだ、ということを改めて感じていただけます。実際に作品を見た海外のお客様からも「自分の国や村でも同じことが起こっている!」「物語の登場人物がまるで自分の物語のようだった」など。国内の観客からも「救われた!」「人生が変わった!」などお声をいただいています。
是非、Kenpoku Filmsの活動に参加してみてはいかがでしょうか?
 

Kenpoku Filmsの活動日誌はこちら

これまでの活動


2025年「第四弾・竹になりたい」
常陸大宮市でのロケ!水戸、常陸太田、栃木県からもたくさんの参加者!映画を通じて仲間の輪が広がった!

 


2024年「第三弾・マイアミブルー」
徐々に若者の参加率も増え、ワークショップの参加者の年齢層は大学生から70代と幅広に!
  
なんと常陸大宮市では初!?となる牽引撮影!(警察署曰く)
   
ワークショップ参加者の大学生も台本を読みながらシーンの繋がりや衣装を確認!
 
 
ニート・引きこもりがおばあちゃんとの絆によって成長していく物語!おばあちゃん役は市民!
        
病院ロケに快く部屋を提供くださる地元の介護施設
    
エキストラも市民がしっかり演じきります!医者、看護師、患者は全員一般市民です!

地元の高校にも協力いただきロケ!
                
ワークショップ参加者で衣装の管理!撮影シーンが順番通りではないのでパズルのようです!

そして映画祭で完成作品のお披露目!ビッグスクリーンで観客に向けて!
 
参加者たちの絆は深まります!何よりも共に過ごした経験は宝です!
        


2023年「第二弾・じいちゃんと夏」
2回目の実施も大盛況!新たな試みへの挑戦として、今回は短編と長編を制作しました!

この年も真夏のロケとなりました!市民(映画素人)も出演で参加するなど!

映画祭での完成お披露目!参加者それぞれの胸に何か大切なものが残ったのではないでしょうか?
 


2022年「第一弾・ブルーベリージャムを作って」
初めて実施した映画作りワークショップ!参加者がシナリオ執筆を学びます!

舞台はブルーベリー農園!実際の農園オーナーよりプロの俳優へ農業指導が入りました!
 
俳優も参加者も一緒に食事!絆が深まります。
       
水戸駅近くでもロケを実施!

3日間の真夏のロケを終えみんな笑顔です。後日の打ち上げでは参加者どうしの絆がさらに深まりました。
 
映画祭ではビッグスクリーンで上映!タレント・俳優の渡部豪太さんもMCで参加!

緊張の舞台挨拶!参加者それぞれが今回の体験を熱く語る!

外国語部門最優秀賞を受賞など多数!